パソコン教室の枠を超えた新しい学びの場所にしたい

多田有紀(聞・著)寺澤広勝(写) 2019.3.28

パソコンスキルCASA 

代表 浅野さんインタビュー

 

阪急茨木市駅より徒歩5分の場所にある「パソコンスキルCASA。」

とても日当たりのよい開放的な教室です。

今回は、笑顔が素敵な浅野さんにお話を伺いました。  

―パソコン教室を開く前はどんなお仕事をされていたのですか?

大学を卒業したあと、金融関連の事務センターで約7年働きました。ここでは、主にパワーポイントなどを使ってマニュアルを作ったり、指導者としてパソコン操作を教えたりしていました。この会社は、出産を機に退職しました。 

―もともと人に教えるという仕事が好きだったんですね。

そうなんだと思います。事務センターでは指導者として教える立場だったので、とてもやりがいを感じていました。できれば、そのまま続けたいと思っていました。 


―お子さんが産まれたあと、どのような経緯でインストラクターの仕事をはじめられたんですか?

子どもが産まれてから半年後に、PCインストラクター養成講座に通いはじめました。養成講座を卒業した後、パソコン教室でインストラクターとしてデビューしました。最初は、阪急豊中の駅前にあるパソコン教室ではメインインストラクターとして、ワード、パソコン、パワーポイント、アクセス、資格対策などを担当しました。

 

 

その他にも、職業訓練校、追手門大学、老人福祉センター、茨木市、豊中市でインストラクターとして働いた経験があります。その後、「パソコン教室CASA彩都教室」という名前で、コミュニティセンターで週2回パソコン教室をはじめました。 現在も彩都教室で週に1回教えながら、茨木市駅前で平成312月「パソコンスキルCASA」として規模を大きくし本格的にパソコン教室を始めました。  

生徒さんの悩みにもっと寄り添える教室を作りたいと思っていた

―なぜ、パソコン教室を開こうと思ったのですか?

パソコン教室で働いていた中で「いろいろな思い」がありました。生徒さんは本当にこの内容で納得しているかどうかということです。多くのパソコン教室では、カリキュラム通りしか教えてくれません。例えば、「仕事でこんな書類を作りたいけど、この機能はどうやって使えばいいの?」と思っても、インストラクターに聞く機会はあまりありません。

 

 

そのため、生徒さんが必要なスキルを学ぶまでに時間がかかったり、不要な単元を受講してもらったりすることも多いんです。わたしは、ひとりひとりの生徒さんに合わせたスキルを学べるパソコン教室で働きたいと思っていました。


―なるほど。浅野さんはパソコン教室を開くには、とても強い気持ちがあったんですね。

そうなんです。私はできれば、その人に必要なスキルを確実に学べる場所を作りたいと思っていました。教科書通りではなく、わからないところがあれば気軽に聞ける教室。そんな生徒さんの思いに寄り添ったパソコン教室があればいいなぁと。 

生徒さんが楽しく勉強されている様子を見るとうれしくなる

―実際パソコン教室を開いてみてどうですか?

パソコン教室を開いてよかったと思っています。これまで頑張ってきてよかったと思えるのは、生徒さんがとても楽しそうに勉強している姿を見たときです。「この前教えてもらったことが仕事で役に立ったよ」といってくださったり、「パソコン教室で浅野さんに会えるのが楽しみ」といってくださったりする生徒さんもいます。

 

実は、パソコンを習いに来ているのに、世間話だけをして帰る生徒さんがいるんです。私は「時間がもったいないので勉強しましょう」というのですが、「浅野さんと話しているだけで楽しいので大丈夫です」といってくださるんです。私はとても申し訳ない気持ちになるんですが、そうやって言っていただけるのもとてもうれしいと思っています。

 


一番うれしかったのは、資格を取って就職できたと報告いただいた生徒さんがいたことです。事務職は競争率が高く就職するのはとても難しいと思います。でも、資格をとったおかげでとてもよい職場に就職できたといっていただけました。この仕事をしていて本当によかったと思いました。 

信頼できる人に出会えたおかげで、パソコン教室を開くことができた

―ところで、現在、浅野さんひとりで全部やっているのですか?

現在は、以前働いていたパソコン教室で知り合った藤岡さんにお手伝いいただいています。彼女も同じインストラクターの資格を持っています。藤岡さんは、私にないものをたくさん持っています。彼女は、周りの人に女性らしい心配りができるとても素敵な女性です。 それに、彼女はとてもわかりやすく生徒さんに教えてくれます。もし、藤岡さんに出会ってなければ、私はこの教室を開いていなかったと思います。これからも、藤岡さんさえよければずっと一緒に働きたいと思っています。 


パソコンスキル CASAには、温かいひとたちがあつまってくる

―浅野さん自身、とてもお仕事を楽しんでいらっしゃいますね。それでは逆に辛かったということはありますか?

実は、質問事項を前もって聞いていたのでいろいろ考えてみたのですが、辛いことが全然思いつかないんです。私は好きなことを仕事にしているので、他の人が苦労だと思うことも辛いとは全く思わないんだと思います。もちろん、最初は子育てと両立するのが大変だったり、親の問題などでいろいろ悩んだりした時期もありました。私くらいの年代ならみなさん抱えている問題だと思います。今思い返せば、そんなこともあったなぁと思うくらいです。それに、私は生徒さんにとても恵まれています。今まで、生徒さんと一緒にいて辛いなぁ、嫌だなぁと思ったことは一度もありません。

―本当に周りの人に恵まれていますね。ところで、これからやってみたいことはどんなことですか?

これからも、「パソコンスキルを伸ばしたい」という方をサポートしたいと思っています。例えば、「自分でホームページを作りたい」「ワードやエクセルもっとスキルを伸ばしたい」という方のお手伝いができればと思います。また、インストラクターを目指したいという方のサポートをしたいと考えています。 

 

 

同時に、もっと楽しくパソコンスキルを学べる教室にしたいと思います。ただ、パソコンを学べる教室はたくさんあると思います。だから、パソコンスキルCASAでは、「聞きたいことが聞けて楽しい」と言っていただけるような教室にしたいと思っています。


―最後に、パソコンスキルCASAに通いたい方にメッセージをお願いします。

パソコンスキルCASAは、身についたスキルをお仕事や生活に十分に生かしていただけるようにサポートができる場所です。若い方から年配の方までいろいろな年代の方が通っています。 パソコンのことが全然わからないという方も大丈夫です。マンツーマンで教えることもできるので気軽にお問い合わせください。ちょっとお買い物のついでに遊びに来たよという感じでも大丈夫です。みなさんにお会いできるのをとても楽しみにしています。